『年賀状発行枚数の推移』
投稿日:2025.11.11

今年も年賀状の販売が開始される季節となりました。当社の創業は1984年でしたから、時代はまだバブル絶頂期でした。年賀状の発行枚数もまだまだ右肩上がりで推移しておりますね。当社においても最盛期は3,000点を超えるほどの受注がありました。当時は、チラシをまいて業者間で受注点数を競い合ったものです。当時は今と違ってオフセット印刷で一点一点こなしておりましたから大変な苦労でした。年末のチラシ印刷も合わせると、大忙しの年末でした。上記のグラフを見ると、当時のことが懐かしく思い出されます。
しかし、その年賀状も2003年をピークに一気に発行枚数は加速度的に減りはじめ、最近では年末のイベント性はなくなってしまいました。デジタル化が進むにつれて年賀状離れが進み、昨今では年頭のご挨拶の虚礼廃止を連絡してくるところもあります。お客様に対する感謝の念も薄れてきているのでしょうか。
一年間のご愛顧に感謝して念頭にその思いを伝える風習は、日本人の文化として大事なものと考えておりましたが、時代の変化(デジタル化)とともに風化しつつあることは、まことに残念でなりません。
当社においては、どのような時代になろうとも、年賀状により年頭のご挨拶は怠ることのないよう続けていきたいと思います。また、年賀状を受け取る側としても元日に届いた年賀状を読ませていただくことは新年の楽しみでもありました。こういった日本の大切な文化はなくしてほしくないものですね。もう一度、年賀状の習慣を見直してほしいものです。




