乗り越えた先に見えてくるもの
投稿日:2017.02.09
1月に、今年は『凝視静観』の一年に、と書きましたが、当社を訪問された取引業者の方々から伺ったお話などをもとに私なりに解析してみたところ、少しではありますが将来が見えてきたような気がいたします。
これからはあらゆる業種で淘汰が進み、徐々に需要と供給のバランスが取れてくるように思います。当社も新規のお問い合わせが毎月安定的に増えてきており、ヒット率も高くなってきております。しばらく時間はかかると思いますが、今は体力を温存し無益な価格競争は避けていかなければならないと考えております。
急激にIT化が進み、今度はIoT(Internet of Things /あらゆる物がインターネットを通じて繋がることによって実現する新たなサービス)へと進化し、今まで出来なかったことが可能になり、これまでのアナログ的な価値観が淘汰される時代ですが、大きな視点で見てみると、どのような時代になっても私たちの仕事は無くてならない職業です。少子化や高齢化によって経済そのものが縮小し始めておりますから、急激な成長は考えにくいところがありますが、経済状況の変化に合わせた経営を進めて参りたいと思います。
昔大ヒットした「北の国から」というドラマは、倉本聰さんがNHKのドラマ制作でトラブルが生じ、それがもとで北海道に移住したことがきっかけで生まれた名作です。そのテーマ曲も、さだまさしさんが手掛けた映画(長江)で35億円もの借金をつくってしまい、その時に出た失望の溜め息(あ~ぁ~)がヒントとなって生まれた名曲と聞きます。ピンチはチャンスと言いますが、人生は何が幸いするかわかりません。私は、この不況(変化)を乗り越えた先にチャンスが見えてくると確信しております。