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社長日記

『企業は存続してこそ価値がある』

投稿日:2024.03.11

 企業は、今が好調だからと言って将来も好調であるとは限りません。グローバル経済が浸透している日本経済ですが、金融資本主義・株主資本主義が跋扈し、短期的利益を重視し、中長期的視点から企業経営を考える経営者や機関投資家たちが少なくなりました。私は「企業は存続してこそ価値がある」と考えています。急成長による拡大路線よりも、地道な安定成長による存続路線に企業経営の舵を切っていくことが何よりも大切であると考えております。

 現状に満足し、社内に危機感が欠如すると、「茹でガエル」現象に陥り、企業は徐々に衰退してしまいます。現在の業績が好調な経営者は、周りからちやほやされて有頂天になり、社員の方々も「うちの会社は潰れることはないだろう」と気を抜いたり、楽して仕事をしようと考えるようになり、企業は後に「まさかの坂」を転げ落ちることになります。成功(小成功病)が失敗の原因をつくってしまうのです。つまり、経営者や社員にも傲慢さや驕りが生まれ、それが結果として、失敗の原因になってしまうのです。

 地道な安定成長による存続路線とは、将来へ向けた研究開発(商品開発・新しい技術)や新たなお客様づくり(顧客の創造)、新たな市場やドメインの開拓、そして、人財の育成に取り組むといった「将来への種まき」活動に力を入れることです。しかし、「将来への種まき」活動は、ある程度の時間を投入しなければ発芽せず、成果に結びつきません。地道な努力と根気が必要なのです。

 企業の平均寿命は三十年と言われますが、百年、二百年、三百年・・・と続いている老舗企業は、このような地道な活動を通して自己変革してきた結果、今も存在しているのです。地味な努力と根気が謙虚な経営者や企業を育てていくのだと思います。

 江戸時代の末期に、貧困にあえぐ村々を再建した二宮尊徳翁は、「遠きをはかるものは富み、近きをはかるものは貧す」という名言を残しました。企業は存続してこそ価値があります。目先のことより、先々のことを考えた経営に取り組んでまいりましょう。                            〈WMC季刊誌「かけはし」VOL.113より〉

 

 時代の変化、お客様のニーズの変化に合わせてかなり変革はしてきましたが、受注産業の新商品の開発はなかなか難しいです。しかし、何か新しいことにチャレンジしていかなければとは考えております。

 営業的には、紙の分野のみならず、プラスチックへの印刷や工場の社旗の作成などお客様のご要望があれば何でもかかわって少しでも収益をあげたいと思っています。  

 製版課では、偽造防止加工の習得や小ロット印刷も担って頂いておりますし、製造現場は、ミシンやナンバーの入った複雑かつ正確さを問われる仕事を沢山こなしております。普通の印刷物だけでは付加価値を付けることが難しい時代です。これからは他で真似のできないような仕事で付加価値を高めていければと考えております。今入っている「母子健康手帳」などは、その最たるものでしょう。弊社の設備と技術力でないと出来ない仕事です。これからは、他の真似のできない分野で価格競争に巻き込まれないようにして収益性を良くしていきたいですね。永続企業を目指して!