『創業の精神』
投稿日:2023.04.11
3月31日で2022年度も終了しました。業績的には過去2年間を少し上回った程度ですが、多少なりとも好転して良かったと思います。業績もさることながら、一年間を通して事故やケガなど無く過ごすことができて何よりでした。大変ご苦労様でした。
今月から第38期に入りましたが、何かと厳しい状況が続いております。少しずつでも前年を上回れるよう頑張っていきますので、一年間宜しくお願い致します。
さて、先月の職場の教養の中に『創業の精神』という言葉が出て参りましたが、弊社は1986年(昭和61年)10月1日に創業。以来、今年で38年目に入りますが、創業当時はゼロからのスタートで無我夢中で働きました。周りからは、「いつまでもつか・・・?」と噂されたりしましたが、幸い応援して下さる方が沢山現われて助けられました。社員の人たちもみんな協力し合い頑張ってくれました。当時はバブル景気の真っ只中で、スタートから半年間で黒字に転換することが出来ました。時代もよかったようです。
当時は、製本設備など無くて丁合も手で取っておりました。いわきのサンルートホテルの会計伝票の仕事が入り、身の丈ほどに積み上がった3つの山(3枚複写)の伝票をみんなで何日もかかって手丁合したことがありました。早く丁合機を買って楽に仕事が出来るようになりたいと必死に頑張りました。また、エアコンも無かったので夏の暑い日にフゥ~フゥ~いって仕事をしておりました(笑)。それでも将来に希望をもってみんな目は輝いておりました。懐かしい思い出です。
そんな大変な状況から一日も早く脱却したい!みんなを幸せにしてあげたい!そんな一心で創業期を過ごしておりました。
≪共同印刷の創業の精神は?≫と問われれば、特に考えもしませんでしたが、一所懸命働いて利益をだして『みんなの物心両面の幸せ』ということになるでしょうか。お客様もいない、仕事もない、設備もない、ナイナイ尽くしで始まった創業期でしたが、将来に夢や希望を抱いて必死に頑張っていましたね。尊い経験でした。
そんな創業時に比べて、今は恵まれた環境下で毎日仕事が出来ることは実にありがたい事だと感じます。これまでの諸先輩方の頑張りや、皆損の努力の賜物です。今は少し仕事が薄い状況ですが、これから仕事をいっぱいとって沢山こなし、みんなの物心両面の幸せを追求してまいりたいと思います。これからもみんなで仕事に精進してまいりましょう。
今月も宜しくお願い致します。