強い会社づくりを目指して
投稿日:2015.10.09
この度モラロジー福山支部からご依頼があり、去る9月14日、体験発表をしてまいりました。その際宿泊したホテルの窓から素晴らしい福山城が見え、あまりに美しいお城だったので思わずカメラに収めました。
さて、この10月で当社は創業から満29年が経過し、いよいよ節目の30年目に突入致しました。企(起)業30年寿命説を知る私としては、創業以来30年を一つの目安として経営を進めて参りましたが、今思い起こしますと、創業当時は経営のことなど何も解らず、勢いだけでよく独立したものだと今更ながら驚いております。
その後、平成5年にWMCの渡辺代表(高校の同級生)との再会があり、以来、氏に経営のイロハを学びながら今日に至っております。
上記の福山城は、1622年に水野勝成によって築城され、福山大空襲で一時焼失したようですが、石垣は400年近くこの城を支え続けております。経営にとってもこの石垣にあたる土台の部分がしっかりしていないと永続出来ません。経営学ではこの土台のところを一番に学ぶところです。
彼の武田信玄は「人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方、仇は敵なり」という名言を残しております(いくら立派な城を築いても、城を守ってくれる人をないがしろにして国を治めることは出来ないという意味)。
我が国の経済界を見渡しますと、かつては隆盛を極めた大企業の多くがこのところ経営危機に瀕しております。グローバル化の弊害でしょうか。
今年も創立記念月にあたり、小さくても人を大事にしながら、何があっても絶対に潰れない強い体質の会社づくりを目指してまいります。
みんなでしっかりとスクラムを組んで、強い石垣・頑丈なお城を創ってまいりましょう。今月も宜しくお願いたします