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社長日記

『コロナ禍後を見据えて』

投稿日:2020.08.11

 新型コロナウイルスの感染が世界的に広がり、未だに終息の糸口が見えて来ません。世界各国でワクチンの開発を急いでいるようですが、実際に効果があるかどうかは実際に使ってみなければわかりません。見切り発車で人体実験されるのはたまったものではありませんが、感染のすさまじさに悠長なことは言っていられない状況のようです。後遺症などの副作用がないのを確認できるまでは、なるべく打ちたくないものです。

 「明けない夜は無い」というように、何時かはこの新型コロナウイルスもワクチンと治療薬が開発され収束することと思いますが、それまでは、しっかり予防を心がけて参りましょう。

 

 さて、世の中の経済の動向を見渡しますと、国内においては名の通った大企業が軒並み赤字のニュースを耳にします。国内のみならず世界中の企業が今危機的状況下にあるようです。新型コロナの経済に及ぼした影響の大きさを感じますね。

 先日、当社の直近4か月の業績をお知らせいたしましたが、5月を除いてはそれほど極端に業績を落としてはおりません。総務課の人たちの頑張りで持続化給付金や雇用調整助成金もいち早く入金になりましたので、今すぐどうのということはありませんので安心して下さい。ただ、目標比においては30%減と厳しい状況ですので、これからも危機感を持って取り組んでいきたいと思います。今は、定期物の仕事やプレミアム付商品券関係の特需で稼働率を落としてはいないのが幸いです。

 

 会社としても今後のコロナ禍に備え、先月末に5年据置・3年間無利息の融資を受けました。この資金の一部で有利子負債の返済を完了いたしました。これで毎月支払っていた利息と年間の保証料の支払いが無くなり、年間で大きな経費の削減になります。また、借入れ金の残額は、今後の資金繰りに活用する予定です。それで、今後3~5年の間に再度体制を整えられればと考えております。

 恐らく、コロナ禍の終息後には、倒産や廃業などで淘汰が進み、国内の経済環境は大きく様変わりをしているのではないかと推測いたします。当社も、これを切り抜ければ何とかなるものと考えて居り、今はなんとしても辛抱と忍耐でこの窮地を切り抜けていかなければなりません。

 皆さんには、コロナ禍中はこれからも何かと無理なことをお願いするかもわかりませんが、コロナ禍後に来る明るい未来を信じてこれからも仕事に励んでまいりましょう。