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社長日記

　日増しに日が長くなり、草木も芽吹いて一年で一番生命力を強く感じるとてもいい季節となりましたね。

　新年度に入り早一ヶ月が過ぎました。出だしは順調でしたが、月末近くになって急に受注がトーンダウンしてしまいました。　弊社の取引業者さんたちも異口同音でした。首都圏に新型コロナウイルスの感染者が急増し、緊急事態宣言が発出されたからでしょうか・・・２月から３月にかけて回復の兆しが感じられただけに残念です。

　一年経てば状況は少し落ち着くのかと思っておりましたが、昨年の今頃と比べると、感染者数が何倍にも増えてしまいました。さらに変異株の感染力の強さには驚くばかりです。まさか、今日のような状況になるとは予想外でした。国の対策の甘さと国民の気のゆるみが要因なのでしょう。何れにしても、細心の注意が必要な状況に変わりはありません。くれぐれも感染には気をつけていきましょう。

　さて、仕事の方ですが、今年も商品券関係（ミシン・ナンバー）の見積依頼が入ってきております。もうすでに納品したものもありますが、従来のお客様のみならず新規のお取引も出てまいりました。先月は仙台市と会津若松市の方から新規のご依頼がありました。新しいパンフレットの配布が功を奏したのでしょうか？　取引業者さんにも弊社のパンフレット配布のご協力をお願いしておりますので、そのお陰なのでしょうね。この時期に新しいお客様が増えることはありがたいことです・・・（感謝！）

　コロナ禍の不安定な経済環境の中で、目標を設定するのは予想が立たず難しいことですが、昨年度より業績を落とさないこと、出来れば少しでも売上を増やすことを目指したいと思います。

　何もしなければ売上は毎年５％くらいずつ落ちていくと学びました。落とさないためには、コンスタントに新規のお客様を増やしていくこととも教えていただきました。営業的には、年間で新規取引５０社（約２千万円の増収）を目指します。既存のお客様の減収分を差し引いても増収になります。

　営業戦術としては、これまでどおりＤＭを発送し続けることに変わりはありませんが、今までは市場の大きい関東県を中心にと考えておりました。今年は、コロナの感染の少ない関東圏以外にも絞っていこうと考えております。　パンフレットの内容も一新しましたし、弊社の利便性を改めて知っていだだく意味でもまず、近間（東北）から攻めて見たいと思います。ミシンやナンバリングの外注先が世代交代で急激に減ってきているだけに、反応はあるような気がします。

　さらに、Ｔ社さんからは高いご信頼をいただき、ＹＢのお仕事も「印刷から加工までこれまで以上に・・・」というお話もいただいております。そうなると、ミシン工程に負担が増えることになりますので、現場のみなさんには、印刷と製本の垣根を越えてミシン機の操作とシートフィーダーへの取り組みを積極的にお願いしたいと考えております。（印刷課・弓田さんがお手本です）

　ただ、そうなってくるとミシン機の増設も考えなければならなくなってきます。１台は３０年も過ぎており、あと２台は中古品です。いつ故障してもおかしくない状況なだけに心配もあります。とにかく、現状の打破を図るべく先を見据えて舵取りをしていきたいと思います。今月も宜しくお願いいたします。