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社長日記

　コロナ禍の続く中、令和２年度の業務も無事終了いたしました。厳しい状況下ではありましたが、特別雇用調整助成金の制度と２月・３月の皆さんの頑張りで、マイナス幅も大分圧縮出来たように思います（まだ決算前ですが）。

　さて、今月から新年度に入りました。感染が拡大する中、今後の経済状況がどう展開するか全く読めず、はっきりした方向性（指針）が示せないでおりました。経済学者の中には、来年にかけて状況はさらに悪化し、世界大恐慌に発展するかも？と予測をする人もあるようです。現実問題として、世界中の感染が収束しない限りはありうる話だと思います。

　ワクチンの接種が世界各地で開始され、欧米ではその効果が出始めているとのこと。わが国でもワクチンの投与が始まり大変期待がもたれるところですが、ただ、まだ供給体制が整わず中々思った通りに接種が受けられる状況にはないようです。辛抱強く待つしかありません。治療薬の開発もかなり進んできており、完成すれば急激に収束に向かうでしょう。完成が待たれるところですね。

　今後はコロナ禍に限らず、自然災害も多発しそうですし、戦争も起きかねない状況です。何が起きるかわからない、また、何が起こってもおかしくない時代に突入したと言えそうです。

　いずれにしても、新型コロナウイルスの感染が収束しても、コロナ以前の環境には戻らないでしょう。あらゆる業種・業態で淘汰が進み、厳しい状況が続いていくと思われます。今後、今の政府がどんな政策をとっていくのか分かりませんが、これからは、「自分の身は自分で守る！」という、強い気持ちが必要と考えます。

　先月から販促用のパンフレットを刷新し発送し始めました。また、取引業者さんにもご協力をお願いしパンフレットを配って頂いております。その効果もあってか、新規の問い合わせが少しずつ出て来ております。今後に期待できると思います。これからも自社の強みを強化した差別化戦略で、コロナ禍のピンチをむしろチャンスにしていけたらと考えております。

　営業課ではコロナ禍で落ち込んだ受注金額を増やすために、新規のお客様を獲得する工夫と努力をお願いします。印刷課では、どの機械も動かすことが出来れば交代制も可能になります。製本課では、扱う機械が沢山ありますので、計画的に機械の操作を覚える努力をお願いします。仕事の偏りをなくし、自分の仕事以外にも積極的にチャレンジして頂きたいと思います。「会社は一つ！」、全体がスムーズに流れてこそ利益性も生まれてきます。以上のことから、新年度は「みんなの幸せ」の実現のため「会社の一体化」を目標に定めます。一年間宜しくお願い致します。