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社長日記

　令和５年度の業務も無事終了致しました。対前年比約１１０％程度の業績を残すことが出来ました。大変ご苦労様でした。

　昨年度は、スタートの４月が思いのほか低迷し出遅れましたが、夏から秋にかけて仕事が安定して入り、挽回することが出来ました。特に１０月はインボイス関係の仕事と、特殊な仕事を受注したこともあって、売上を伸ばすことが出来ました。このままいくのかと思いきや、１１・１２・１月と業績が低迷してしまいました。過去の実績を見ると年末から年始にかけては受注もなかなか伸びていなかったようです。幸い３月まで、再び仕事が立て込み、何とか前年比を上回ることが出来ました。

　まるでジェットコースターのように繁忙期と閑散期の差が大きく、ペース配分が難しかったのではないでしょうか。一年を通して平均した仕事量だといいのですが、季節によって仕事に偏りがある商売だけに難しいところです。

　さて、弊社が好転して１番の要因は、大口のお客様から受注が急激に増えたことでしょう。伝票類や、手間のかかる仕事への対応力を認めていただけたのだと思います。おかげさまで今年も安定的な数字が見込めそうです（感謝！！）

　また、ナンバーやミシンの入ったチケット・回数券などの特殊な仕事も増えてきました。下請け業者の廃業が増えてきているため、弊社への依頼が増えてきているようです。

 

＜社会に役立つ仕事＞

　年度末に頁物と伝票が一緒になった複雑な「母子健康手帳」の仕事をさせていただきました。とても複雑な内容だったので、注文が来るとは思ってもみませんでした。入札案件でしたが、難易度の高い仕事だったので、ほかの業者は下りてしまったのかもわかりません。

　万が一注文になっても弊社には設備が整っているため、手間はかかりますが全ての工程をこなせる内容でした。社員のみなさまには、よくぞこなしてくれたと感謝しております。今後は毎年の定番の仕事になっていくと思われます。付加価値の高い仕事だけに、会社としてはとても助かりました。もしどこもやれなかったら、市役所もお母さんも困ってしまいます。そう考えると、この仕事はとても社会性のある仕事だったように思います。少しでも社会の役に立てたことを誇りに思いました。

　この仕事に限らず、私たちの日々の仕事は社会・経済・文化の発展にとても貢献していると再確認致しました。デジタル化の中にあっても、私たちの仕事は超アナログではありますが、自信と誇りを持って仕事をしていきましょう。