「外部環境分析と未来予想」
投稿日:2018.02.09
毎年のことですが、1月もあっという間に過ぎてしまいましたね。今年も始まったばかりなのに、私的には何もしないまま一か月が過ぎてしまった感が強く、焦りを感じる今日この頃です。皆さんは如何でしょうか?
さて、私たち印刷業界の状況は、昨今の外部環境の急激な変化で極端に業績が低迷しているようです。来社される取引業者さんにお聞きすると、皆さん業績の悪化を口にされます。
そんな中にあって、当社は11月までは微増ではありますが上昇傾向にありましたが、昨年の12月あたりから当社も少々停滞気味になって来たようです。2月に入ってからは昨年とは違い仕事の入りが鈍いように感じます。
日本全体の経済状況を分析してみると、「少子化」による人口減少があらゆる産業の業績に影響を与えているように感じます。
経済は、人が消費をすることで活性化しますので、その人口が減っていくということは、今後の日本の経済は良くなるということはあまり期待できないでしょう。ましてこの国は、家電や車、携帯電話をほとんどが持ってしまい豊かになりきってしまいました。もう欲しいもの、買いたいものがそんなに無いのでしょう。消費も飽和状態にあると思います。新商品の開発力が落ちているのか、それとも時代の変化のスピードが速すぎるのか・・・。
かたや中国経済がいまだ衰えず活性化してるということは、日本の10倍もの人口がいるからに他なりません。日本も急激な人口増加は望めませんので、外国からの移民を受け入れれば経済もよくなるとは思いますが、宗教も思想も違う移民が増えることには、治安の面で違和感も覚えます。
私たち印刷業も、1,400年代にドイツのグーテンベルクの活版印刷術の発明以来、600年近くの歴史を持ちますが、昨今のIT化で簡単な印刷物は誰でもできるようになりました。ここに来てペーパーレス化もより進んできたように思います。
名刺やハガキ、封筒などは自分のところで出来るようになり、危機感を覚えますが、私たちの得意とする帳票類や製本物はこれからも残っていくと思います。業界の淘汰が進むことで(淘汰を期待しているわけではありませんが)当社への依存度はさらに高まってくるとみております。時代の流れは如何ともしようがありませんが、そんな中でも当社は選ばれる会社になっていかなければなりません。後一年くらいは時間がかかるかもしれませんが、準備をして待ちたいと思います。