『今出来ること、今やれることに』
投稿日:2019.01.11
明けましておめでとうございます。今年は9連休と長かった休みも終わり、平成最後の年がスタートしました。
元日の朝は少し雲がかかって綺麗な初日の出とはいきませんでしたが、良いお天気が続き過ごしやすかったように思います。雪が降らなかったのがなによりでしたね。
さて今年の干支は『己亥(つちのえ・い)』です。陰陽五行思想では、「土の陰」と「水の陰」の相克関係にあり成長が難しく、自然災害にも注意が必要な年とのことです。何れにしても、これまでのような大きな自然災害の無い一年であることを祈りたいものです(熊本で大きな地震が起こってしまいましたが)。
何か新しいものに取り組むことよりも、それぞれの比重に気を配ってバランスを取っていくことが大事ともありました。果たしてどんな年になるのか興味のあるところですが、私は大きな分岐点の年になるのではと予測しております。
5月には天皇陛下のご退位とご即位があります。元号も新しくなり新たなスタートの一年になるでしょう。新元号は興味深いところですが、そのことで多少なりとも印刷の需要が増えくれればと願っております。
また、10月からは消費税が10%に増税されます。その前の駆け込み特需も期待できますが、それ以上に増税後の経済の停滞が心配です。不況がより一層長引くのではないかと危惧しております。もしかすると再々延長されることもあるかもしれません。
さらに少子化問題、人手不足、外国人材の活用など、国内においては様々な問題が山積みです。
国外においては米中の貿易摩擦の激化、長期化が心配です。世界第一位と二位の経済戦争が世界中に及ぼす影響は計り知れないものであり、これもまた深刻な問題です。
以上のように、休み中上記のような外部環境の変化ををもとに色々なことを考えて過ごしましたが、マイナス要素ばかりが目立って結論的なものは見出せませんでした。
印刷業に限らず、あらゆる業種でも同じ事が言えるのではないかとおもいます。「予想がつかないときは迂闊に動かない方が良い」という故事の教えにならい、特別なことがない限りは今年も静観しようと思います。
「今出来ること、今やれること」に集中して自社、自分のレベルを高めることに精進し、絶対にミスを出さないことでお客様の信用・信頼を高めていく一年にしていきたいと思います。
ただ、来年以降は変革の時代へと入っていくようですので、近未来の方向性も合わせて考えてまいりたいと思います。
今年も一年間よろしくお願いいたします。元気を出してまいりましょう!