『新たな時代の幕開け』
投稿日:2019.04.11
4月1日に新元号が発表されました。新元号は『令和』です。今回は万葉集からの出典ということで、これまでの元号とは違い流麗な元号に驚きを感じました。この元号のもととなった歌は、
「初春の令月(れいげつ)して 気淑(よ)く風和らぎ 梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」万葉集巻5 梅の花の歌32首より
[文意]早春、良い月に爽やかな風が吹く。梅の花が鏡の前で女性がおしろいを付けているように白く咲く。蘭は貴人が身につける香袋のように香っている。
「令」という字には「令嬢」「令息」といった「よい」という意味があり、「和」という字は「まるくまとまった状態」つまり、平和で良い時代を意味します。まさに我が国の古来からの文化を象徴するような元号になったと思います。現実的にそのような時代になってくれればよいと誰もが思うことでしょう。しかし、その時代の主役は天皇でも総理大臣でも経営トップでもありません。国民一人ひとりが主役だと考えます。どんな職業、ポスト、老若男女を問わず、一人ひとりが主体性を持って平和的に、前向きに行動を起こしていかない限り絵に描いた餅になってしまいます。
今年は統一地方選挙が行われる年でもあります。選挙権を持つ人であれば先ずその義務や責任を果たすことが前提です。棄権をすることの無いようにお願いします。
会社の経営においても同じことが言えると思います。今年のテーマは「考動」ですが、一人ひとりが「自主的(主体的)に」考動することが大事です。好い事は失敗を恐れず果敢にチャレンジし新たな自分を創造していきましょう。今年度は今のところ順調に推移しており好転の予感がします。
今月も健康に留意し元気を出していきましょう。