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社長日記

『いまできること』

投稿日:2020.11.11

 先月、わが国では安倍総理が突然辞任し、菅新総理大臣が誕生しました。また、今月はアメリカの大統領がバイデン氏に変わり、世界的に政局が大きく変化いたしました。誰がその国のリーダーになっても構いませんが、今第一に優先させなければならない事は新型コロナウイルス対策でしょう。

 台湾が封じ込めに成功した事例に学び、世界的に共通の封じ込め作戦を実施すれば、私はかなりの勢いで収束に向かうと考えます。両首脳には勇気ある決断をお願いしたいものです。

 さて、弊社もコロナ禍で不本意な日々を送っておりますが、現在のところさしあたって対応策はありません。鍵山先生の『困難にも感謝する』という本を読み直しておりましたら、「いまできることをやる」という参考になる文章がありました。

 困難に遭遇すると、たいていの人は右往左往します。そして苦しさのあまり、しなくてもよいことにまで手を出すようになります。その結果、ますます事態を複雑にするのが常です。

 そういう時に取るべき姿勢として、伊藤肇氏は名著『帝王学の源流』のなかで次のように述べています。

 「人間は『焔(ほのお)のとき』と『灰(はい)のとき』がある。『焔のとき』は何をやっても上手くいくが、問題は『灰のとき』である。『灰のとき』は、やればやるほど上手くいかないばかりか、ますます状況を悪くする」

 では、そういう時どうするか、一番いいのは「何もやらないこと」と断言しています。ところが、小心者に限って、何もやってはいけないときにいろいろやって失敗します。

 「何もやらぬこと」といっても、酒を飲んでただ寝転がっておればよいということではありません。そういうときこそ、『灰のとき』に没入して人間を磨くことだと教えています。

 具体的には自分磨きのために、机の整理をしてみる。今までの仕事のやり方を見直してみる。お世話になった人や大切な人に想いをはせる。そして、過去の自分を整理してみることです。そうすれば、今からしなければならないことがきっと見えてきます。

 以前「先の見えないときは動かない」という話をいたしました。私自身、焦りがないわけではありませんが、現在のコロナ禍の状況の中でどう動いてよいかわからないので、いまできることに没頭してあまり別なことは考えないようにしております。机の配置を変えたり、身の回りの整理整頓をしたり、日頃やろうと思っていてもやれなかったことに取り組んでみたりしています。

 また、昔の偉人たちはどうやってその時々の難局を乗り越えてきたのか、書物を読み漁っているところです。業者さんからの情報も収集して今後の判断材料にしたいとも考えております。

 皆さんも、いまこそ自己成長のチャンスと捉え、日々の仕事をする中で空いた時間を使って、何か自分磨きになるようなことを見つけてください。