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社長日記

『この日が来ると思い出します』

投稿日:2022.03.11

 ■上空から見た大熊の新・旧工場(左が創業当時の工場。右がH18年に建設した自社工場)

 今日は東日本大震災が発生した日です。あの日から11年が経った今でも当時のことが鮮明に思い起こされます。

 2011年3月11日午後2時46分、会社内に「ビィー、ビィー、ビィー、地震です!」の地震警報が鳴り響き、その後、身体を揺さぶられるような強い揺れが襲いました。かつて経験したことのない激しい揺れが長く続き、まるでこの世の終わりかと思ったほどでした。私は無意識に近くのロッカーが倒れないように抑えておりましたが、逃げ道を塞がれ、近くの窓から外に脱出しました。その後も再三襲ってくる強い余震で、駐車場がまるで水面の様に激しく波打っていた光景は忘れることが出来ません。

 暫らくして様子を見に印刷場の窓から工場の中に入りましたが、ほとんどの機械が大きく動き、年度末の忙しさの最中だっただけに、印刷物が回りに散乱して足の踏み場もありませんでしたね。信じがたい光景に愕然としたことをよく覚えております。

 上の写真は昨年(?)グーグルアースで覗いた写真です。自社工場は汚染土壌を運ぶダンプカーのスクリーニング会場になっております。周りの田畑や建屋は整地され、今ではフレコンバッグ置き場に変わってしまいました。

 毎年3月11日を迎えるたびに当時のことを思い出し、悲しい気持ちになりますが、今こうして郡山の地で普通に仕事が出来るということは有難い事ですね。不幸にして亡くなられた方々の分まで「頑張らなければ!」という気持ちにさせられます。

 昨今はコロナ禍で再び厳しい状況ではありますが、災難はいつの時代にもある事です。天の試練と受け止め環境変化への対応を模索していきたいと思います。 

 今月は一年で一番忙しい月です。頑張ってまいりましょう!

 宜しくお願い致します。