『ナンバーの印刷は当社の生命線』
投稿日:2022.07.11
6月は、商品券関係の仕事が沢山入り、また、大口の仕事も重なって忙しい一か月でした。お陰様で6月は売り上げ目標をオーバーすることが出来ました。コロナ禍でしばらく低迷していただけに、久しぶりに好い結果が出て嬉しく思います、ご苦労様でした。皆さんの労をねぎらい大入賞を支給致します。今月も元気を出して頑張っていきましょう。
さて、世の中の状況は依然として円安が進みあらゆるものが値上げ、値上げで、日本の経済は厳しい状況にあるようです。その影響は、朝礼でもお話しているように私たち印刷業界にも波及して来ております。
そんな中、最近の印刷業界の動向は、中小零細企業の高齢化と設備の老朽化が進み廃業される方も増えて、オンデマンド化が急速に進んで来ております。ただ、オンデマンド印刷は、A判4つ切りの大きさまでしか印刷できず複写物は印刷出来ません。帳票専門の印刷会社においてもナンバリングを造っていた会社の廃業で新しいナンバリングを購入することが出来なくなってしまいました。以上のことから、今後は帳票類の外注先、特に、ナンバリングの印刷が出来るところに仕事が集まってくることが予想されます。
すでに、既存のお客様でも伝票類の社内生産をやめて当社に依頼されるところが出て来ております。帳票類の仕事には設備と技術が必要とされ、しかもとても手間のかかる仕事だけにどこのお客様もやりたがりません。
当社は、創業当時からハシモトのミシン・ナンバー同時印刷機を多数稼動させ、伝票に特化して長年やってきました。今の工場を建設した際、将来的なことも考えてA2判対応のデジタルナンバリング印刷機(シートフィーダー)を2台設備しておきました。先月はミシン+ナンバーの仕事がたくさん入り、シートフィーダーも毎日フル稼働でした。高額の機械ではありますが、先行投資をしておいてよかったです。
前にも述べたように、今後、商品券のみならずナンバリングの仕事が増えてくることが予想されますので、将来に備えてシートフィーダーを新たに1基増設したいと考えております。また、作業性・安全性も考えるとCCDカメラ(1台/1,000万円)の設置も検討課題ですし、老朽化の目立つハシモトの印刷機械も、これから徐々に小森のスピカに入れ替えていかなければならないでしょう。そうすると、総額1億円くらいの設備投資になるでしょうか。すぐには出来ませんが、「ナンバーの印刷」と言ったら「共同印刷!」と言われるような存在になるには避けては通れない道なのかも・・・ナンバーの印刷は当社の生命線になっていくと思います。
皆さんも、新しい機械や仕事に順応して頂くようお願いします。
【お知らせ】
今回、仙台小森インキさんより、中古のシートフィーダーをしばらくお借りすることになりました。