『一年の振り返りと予想』
投稿日:2022.12.09
壁に掛けてあるカレンダーも最後の1枚になりました。過ぎてみると一年の経つのは早いものです。まだ早いですが、一年間大変ご苦労様でした。あと少し頑張っていきましょう。
今年一年を振り返ってみると、コロナ禍ももう3年になります。そんな中、原油高やロシアのウクライナ侵攻、さらには急激な円安ドル高が重なり私たちの生活環境はデフレ経済から一転して、インフレ経済へと一変してしまいました。この急激な変化は私のこれまでの人生の中でも経験したことがありません。目まぐるしい変化に翻弄された一年でした。
来年以降もエネルギー問題、食糧問題、環境問題は私たちの仕事や生活に大きく影響してくると思われますが、体制がどう変化をしていくのか気になるところです。
どの問題も重要ですが、エネルギー問題は特に急がなければなりません。近々、政府は国内の原発を再稼働させるでしょう。そのことで電力供給が安定化すれば国内の製造業も活力を取り戻し、日本の主要産業の自動車業界も今回のガソリンの高騰でEV化を加速させることでしょう。
現在、台湾の半導体メーカーの最大手TSMCが熊本県に大きな半導体工場を建設中です。日本のソニーGrやデンソーも加わり、日本政府も4,000億円を支援するそうです。2024年には操業を開始する予定だそうですが、そうなれば日本の経済にとっても明るい未来が開けて来そうですね。
日本の経済が好転すれば、為替も円高に転換していきますので、材料や資材を輸入に頼っている国内の製造業にとっても経営の安定化が期待できるようになります。私たち印刷業も国内の経済と共に推移していく業種なので、経済の回復はとても重要になります。来年一年が私たちにとってもとても重要な一年になりそうです。
新型コロナウイルスの第8波も今がピークだと思います。第7波と比べても波が小さくなってきていますので、来年以降終息(収束)に向かうのではないかと予測をしておりますが・・・そうなってほしいものです。
以上のことから、来年は回復に向けて期待のできる一年になるのではないかと予想をしておりますが、原発の再稼働がカギですね。
来年の干支は「癸卯(みずのと う)」。「癸」は、大地を潤す水を表しており、十干の最後にあたり生命の終わりを意味するとともに、新たな生命が成長し始めている状態を表しているのだそうです。
「卯」は、穏やかなうさぎのように跳ねあがるという意味があり、何か始めるには縁起がよく、希望にあふれ、景気が回復し好転する良い年になるという予想です。来年は本当にそうなるといいですね。